カテゴリー: DIARY

蒸溜所巡り スタートの日   記2014年5月20日

午後1時。

ホテルに担当ドライバーが迎えに来てくれました。

まずは、「ブナハーブンから行くぞ」と言いながら車に乗るドライバー。

早速、日本から持参したお土産の筆ペンと半紙を手渡すと「Wow!」。

びっくりするくらいの大声で喜んでくれた。

とりあえずは良かったと一安心。まじで、アイラ島ではこのドライバー頼りなので。。。。

 

発車後、ひたすら車は一直線の道を進む。

両サイドは、羊の放牧地。

運転席側の窓を開け、口笛を吹きながら運転するドライバーと景色の雰囲気が合う。

日本で口笛を吹くドライバーと出会ったらさすがにいい気分ではないが。。

 

 

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放牧地が、荒れた草原、野原に変わりはじめたころ車が止まる。

「カモーン!」。車から降りるように言われ、外に出ると目の前にはアイラ島のピートが広がっている。

「だいたい2m下から掘り出すだんだよ」と説明してくれた。

掘り出し、切り出した、まだ干し始めたばかりのピートなので、持ち上げてみたら結構重い。

日本でずっと想像していたピートとの出会いは、一生忘れられない瞬間になった。

3日間で8蒸溜所を周る予定。

内容の濃さに重圧すら感じます。

いい意味で。

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いざ、アイラ島へ – 記2014年5月19日

 今日は、いよいよアイラ島に行く日です。

グラスゴー空港から飛行機で40分くらいとのこと。

天候によっては、欠航することが多い便と聞いていたので心配してましたが、
8時30分発、定刻通りで一安心です。
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とりあえず「飛行機ちっちゃいなあ」てなりました。
 約35人乗りプロペラ機。
一瞬、気が引けたよう気がしましたが。。。
アイラ島に行けるなら、そんなのどうでもよくなるものです。
機内からは、スコットランド及び周辺の神秘的な景色が見れます。
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着陸寸前。
いきなり窓側座席にいた老婦人が、自分に向かって「ここから写真撮りなさい。あれ
は、ラフロイグ蒸溜所よ!」。
思わず「うわっ!」と声が出てしまいました。
というのも、スコットランドは霧が多いため、上空から見れる日は少ないからです。
老婦人に感謝。
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そして、無事着陸。
いよいよ憧れの聖地に足を踏み入れます。

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空港から宿泊地のポートエレンに向かい、ホテルチェックイン時間まで周辺を散歩。

ホテルから一歩出ると、ウイスキーの銘柄が入った道路標識といきなり出会いました。

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そして、歩いていると旧ポートエレン蒸溜所が見えてきました。

ウイスキー蒸溜所としては、約30年前から閉鎖中ではありますが、アイラ島内外にある他の各蒸溜所から細かく記されたレシピを渡され、製麦の注文を受け、モルトスター・製麦工場として稼働しています。

当然ながら工場周辺は、モルトを燻している香りがします。

キルン塔、貯蔵庫の建物はまだ残っていました。

 

 

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また、一般家庭でもピートは生活のために使用されており、住宅煙突からピートを燻
した香りがします。
街の至る所で、アイラのピートを燻した香りが感じることができます。
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田舎ですごい小さい島なのに、目に入ってくる光景の一つ一つに感動してしまいます。
それにしても、まだ何か夢のようでアイラ島にいる実感がわかず、体がフワついています。
明日から、いよいよ蒸溜所巡り始まるのにこんなんでいいのかて感じです。
今日は街でゆっくり過ごして気持ちを落ち着かせることにします。
とりあえず、遅めのランチ。
スーパーで買ったサンドウィッチ。
正直あまりおいしくないです。
だけど、目の前に広がる静かな景色とそんないまいちな気持ちが一致。
無心でしばらくここで過ごせました。
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