アイラ島蒸溜所8カ所すべての見学ツアーに参加し、いろいろ写真を撮ったので、写真を一
部アップします。
本当に内容のある見学ができたので、全て公開したいところですが、アイラ島、蒸溜所、旅
行の雰囲気がわかるようなものをメインでアップします。
まずは、アイラ島最北端蒸溜所ブナハーブンから。
車一台通るのがやっとの細い一本の峠道で丘を上り下りを繰り返し辿り着きました。
まさにその昔のスコッチウイスキー密造酒時代を想像できます。
背後にはジュラ島。
峠を抜けて出てきたこの佇まい光景は、圧巻の一言です。
ウイスキーが入った樽を転がしながら、移動する作業が見れました。
この辺りには、ウイスキーのいい香りが漂っています。
そして、ブナハーブン蒸留所から見る河口。
名前の由来にも関連しているので、逸話などを想像しながら、蒸溜所側から見ると感慨深い
です。
ブナハーブンから峠道を走ると。。。
また、突然現れます。
カリラ蒸溜所。
向かって右側奥にあるガラス張りの建物が、ポットスティルが並んでいる蒸溜棟です。
ジュラ島に対面してポットスティルが並んでいて、蒸溜棟内からガラス越しの向こうに見え
るジュラ島の景色は噂通り素晴らしかったです。
ちなみにカリラ蒸溜棟からはジュラ島をこん感じで綺麗に眺めることができます。
霧がかかると全く見ることができないので、今日はラッキーとのことでした。
写真は建物の外から撮影したものです。
それにしても、アイラ島では天候に恵まれました。
次は。。。
アイラモルトの新鋭キルホーマン。
2005年、島内124年ぶりに新設された蒸溜所です。
農場ファームをリノベーションされた施設だけあって、所在する周辺環境や建物が個性的で
す。
写真のとおり、アイラ島の海沿いではなく内陸部に位置し、すぐそばには放牧地が広がって
いました。
ボトリング施設まですべて見学後、キルホーマン100%ISLAYを試飲しました。
滞在して感じていたアイラ島の香りをすごく感じました。
アイラ島の香りがする思い出のウイスキーとして日本で飲むことになると思います。
次は、こちらも近年話題性ある蒸溜所。
ブルイックラディ蒸溜所です。
内観、外観、製造設備まで至る所をメーカーのイメージカラーであるエメラルドブルーにす
る徹底ぶりにまず感動。
施設内からジムマキュワン氏をはじめとするメーカー、製造、販売者たちのアイラ島、ウイ
スキーファンへの思いが伝わってきました。
ちなみに、カスタマーショップでの商品の売れ行きは、他の蒸溜所より、ダントツに売れて
ました。
プロモーションに成功していると送迎してくれていた現地ドライバーも言っていました。
上の写真は、ブルイック蒸溜所ゲート前からです。
道路を挟んで海岸と海が広がり、そしてこの先の対岸にはボウモア蒸溜所が。
蒸留所の白い建物、白い雲、青い空、かすかにエメラルドブルーの表情を見せる青い海イン
ダール湾のおかげでブルイックラディのイメージカラーをエメラルドブルーにしている意味
や販売側のカラーイメージがわかりました。
ちなみに後ほど対岸のボウモア側から見たインダール湾の海面上は全く違いました。
そして、次がそのボウモア。
海抜0メートルに位置するといわれる蒸溜所。
やはり施設ゲート、門から海辺側に結構下って行く感じで、傾斜ある斜面に建物、蒸溜施設
があります。
そして、海風がどこの蒸溜所よりきつかったです。
製造、蒸溜すべての建物、窓のすぐ目の前は海。
蒸溜施設建物の窓は基本開いているため、海風が入ってきます。
常に海風ふれ合っているといった感じです。
ちなみに本でよく出てくるフロアモルディングの光景。
アイラ島に来てからボウモアで初めて作業中に遭遇。
ちょっと感触をみたいんだけど的なことを言うと、軽く体感させてくれました。
道具、モルト共に想像以上に重く、かなりの重労働だということがわかりました。
そして、いよいよ貯蔵庫へ向かいます。
荒れた日は波しぶきが屋根にかかるといわれているとおり、かなり海辺にあります。
そして、他の蒸溜より海にとても近く、風、波が荒々しいです。
波が貯蔵庫の屋根に掛かるという情報に現実味を感じました。
ボウモア貯蔵庫内。
まず、広さ、樽の多さにも驚きます。
そして、耳を澄ますと外側の海辺の音がかすかに聞こえ、ボウモアが独特の環境で貯蔵され
ていることがよくわかりました。
次は、アードベック蒸留所です。
小さい岬を意味するだけあって、海の岬に所在していました。
カスタマーショップ、カフェといった施設環境が充実しており、ゆっくり過ごしました。
ここもメーカーのカラーイメージをしっかり演出してました。
そして、移動しまして。
ラガヴーリン蒸溜所。
写真下、ここの蒸溜所の特徴である赤い煙突と内陸部から海に向かって流れ込むピートたっ
ぷりの小川。
やはり、天候がいいときれいです。
赤い煙突に青い空の一枚が撮れてよかった。
「どうぞご自由に」と言われ、試飲させてくれたのがこの部屋。
誰もいないので、貸切状態でゆっくり過ごさせてもらいました。
タイミングのいいことにモルトスターからラガヴーリン蒸溜所に原料が運ばれていま
した。
荷台を傾けて大胆にバケツへ注がれていました。
トラックのドライバーの方も原料についていろいろ教えてくれます。
実は、島へ来てから思うですが、時間通りにドライバーが迎えに来てくれないことが
たびたびあり、ラガヴーリンでもエントランス前で待ちぼうけをくらっている時の出
来事だったので、逆に運が良かったみたいな感じに思えました。
海外旅行中、結果オーライみたいなのが多いような気がするのですが、これも旅の楽
しみということで受け入れています。
いよいよ最終蒸溜所。
ラフロイグ。
水辺に映る緑、白い雲、白い建物からラフロイグのボトルデザインをイメージするこ
とができます。
ラフロイグとは。
本当に、広い湾の美しい窪地にありました。
キルン 乾燥塔が稼働してます。
ということは、見れるはずと期待が膨らみます。
ラフロイグ蒸溜所では、稼働中の蒸溜所内で全行程をゆっくりしかも間近で見ること
ができました。
全製造工程を目の当たりにすると、以前よりもイメージがしやすくなります。
そして、何より乾燥塔での体感。
ピート、麦芽の香り、空気感。。。
一生忘れられない香り、感覚です。
以上、写真のほんの一部をアップしました。