月: 2015年8月

アイラ島からエディンバラへ 記2014年5月23日

アイラ島の日程を無事終え、再びスコットランド本土へ。

飛行機でグラスゴーに出て、市内の駅からエディンバラに向かいます。

早めに着いたので、空港エントランス前で記念撮影です。

この景色ともお別れです。

 

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アイラ島の空港は、小さいので出発、到着のゲートが同じなのですが、預けた荷物を受け取るレーン、待合スペースもウイスキーの街といった感じが全開です。

 

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グラスゴー空港着後、市内行きのバスに乗り継ぎ、無事グラスゴーの駅に到着。

ここから電車でエディンバラに行きます。

 

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エディンバラに到着。

 

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駅を出た瞬間、この景色に感動。

気持ちが次の観光地エディンバラに切り替わった瞬間です。

ホテルでとりあえずホッと一息つけそうです。

 

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アイラ島8蒸留所巡り 無事達成  記2014年5月22日

無事、アイラ島8蒸溜所すべて見学できました。

飛行機が、頻繁に欠航する、アイラ島には交通手段がほとんどないなど、その時次第の情報が多かったので不安でしたが、無事なんとか達成できてホッとしています。

島の方たちは、本当に親切な方たちばかりで、素晴らしい時間を過ごさせていただきました。

ウイスキーのことはもちろんのことながら、たくさんの方から親切に接していただき、この歳で恥ずかしながら、人に対しての優しさ、気遣いなども改めて学ぶことができました。

せっかくなので、ポートエレンにあるBARでアイラモルトをと思い、オーダーしたのは、もちろん「ポートエレン」。

アイラ島の風味を忘れないようにと思い、外のテラスでしっかり味わいました。

 

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アイラ島観光すべてが終了し、ホテルの部屋で一息ついていると、イギリスに来て初めての夕日と出会いました。

しかも、ポートエレン蒸留所と重なりあっているこれ以上ない夕日。

最終日にアイラ島から最高の贈り物です。

感動。

 

明日、アイラ島からグラスゴーに出て、そのままエディンバラに行きます。

 

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アイラ島蒸溜所巡り 8蒸溜所 写真一部公開  記2014年5月22日

アイラ島蒸溜所8カ所すべての見学ツアーに参加し、いろいろ写真を撮ったので、写真を一

部アップします。

本当に内容のある見学ができたので、全て公開したいところですが、アイラ島、蒸溜所、旅

行の雰囲気がわかるようなものをメインでアップします。

 

 

 

 

まずは、アイラ島最北端蒸溜所ブナハーブンから。

車一台通るのがやっとの細い一本の峠道で丘を上り下りを繰り返し辿り着きました。

まさにその昔のスコッチウイスキー密造酒時代を想像できます。

背後にはジュラ島。

峠を抜けて出てきたこの佇まい光景は、圧巻の一言です。

 

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ウイスキーが入った樽を転がしながら、移動する作業が見れました。

この辺りには、ウイスキーのいい香りが漂っています。

 

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そして、ブナハーブン蒸留所から見る河口。

名前の由来にも関連しているので、逸話などを想像しながら、蒸溜所側から見ると感慨深い

です。

 

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ブナハーブンから峠道を走ると。。。

また、突然現れます。

カリラ蒸溜所。

向かって右側奥にあるガラス張りの建物が、ポットスティルが並んでいる蒸溜棟です。

 

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ジュラ島に対面してポットスティルが並んでいて、蒸溜棟内からガラス越しの向こうに見え

るジュラ島の景色は噂通り素晴らしかったです。

ちなみにカリラ蒸溜棟からはジュラ島をこん感じで綺麗に眺めることができます。

霧がかかると全く見ることができないので、今日はラッキーとのことでした。

写真は建物の外から撮影したものです。

それにしても、アイラ島では天候に恵まれました。

 

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次は。。。

 

アイラモルトの新鋭キルホーマン。

2005年、島内124年ぶりに新設された蒸溜所です。

農場ファームをリノベーションされた施設だけあって、所在する周辺環境や建物が個性的で

す。

写真のとおり、アイラ島の海沿いではなく内陸部に位置し、すぐそばには放牧地が広がって

いました。

 

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ボトリング施設まですべて見学後、キルホーマン100%ISLAYを試飲しました。

滞在して感じていたアイラ島の香りをすごく感じました。

アイラ島の香りがする思い出のウイスキーとして日本で飲むことになると思います。

 

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ボトリング、梱包施設。小スペースです。

 

 

 

次は、こちらも近年話題性ある蒸溜所。

ブルイックラディ蒸溜所です。

 

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貯蔵庫内にて。新シリーズ商品として日本にやって来るであろうポートシャーロット。

 

 

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貯蔵庫内で撮影をお願いすると、立ち場所を指示され立ったのがここ。おすすめ場所らしい。シャトームートンロートシルトの樽かと。。高級ラインのウイスキー ブルイックライディブラックアートの原酒らしい。

 

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ライン上をバンバン走るブルイックラディ アイラバーレー。ここから日本にやってくるのかと思いながら見てました。

 

 

 

内観、外観、製造設備まで至る所をメーカーのイメージカラーであるエメラルドブルーにす

る徹底ぶりにまず感動。

施設内からジムマキュワン氏をはじめとするメーカー、製造、販売者たちのアイラ島、ウイ

スキーファンへの思いが伝わってきました。

ちなみに、カスタマーショップでの商品の売れ行きは、他の蒸溜所より、ダントツに売れて

ました。

プロモーションに成功していると送迎してくれていた現地ドライバーも言っていました。

 

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上の写真は、ブルイック蒸溜所ゲート前からです。

道路を挟んで海岸と海が広がり、そしてこの先の対岸にはボウモア蒸溜所が。

蒸留所の白い建物、白い雲、青い空、かすかにエメラルドブルーの表情を見せる青い海イン

ダール湾のおかげでブルイックラディのイメージカラーをエメラルドブルーにしている意味

や販売側のカラーイメージがわかりました。

ちなみに後ほど対岸のボウモア側から見たインダール湾の海面上は全く違いました。

 

 

そして、次がそのボウモア。

海抜0メートルに位置するといわれる蒸溜所。

やはり施設ゲート、門から海辺側に結構下って行く感じで、傾斜ある斜面に建物、蒸溜施設

があります。

 

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そして、海風がどこの蒸溜所よりきつかったです。

製造、蒸溜すべての建物、窓のすぐ目の前は海。

蒸溜施設建物の窓は基本開いているため、海風が入ってきます。

常に海風ふれ合っているといった感じです。

ちなみに本でよく出てくるフロアモルディングの光景。

アイラ島に来てからボウモアで初めて作業中に遭遇。

ちょっと感触をみたいんだけど的なことを言うと、軽く体感させてくれました。

道具、モルト共に想像以上に重く、かなりの重労働だということがわかりました。

 

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上半身、片手だけでは到底できそうにありませんでした。

 

 

そして、いよいよ貯蔵庫へ向かいます。

荒れた日は波しぶきが屋根にかかるといわれているとおり、かなり海辺にあります。

そして、他の蒸溜より海にとても近く、風、波が荒々しいです。

波が貯蔵庫の屋根に掛かるという情報に現実味を感じました。

 

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左側が貯蔵庫。海辺に向かって下る傾斜です。

 

 

 

ボウモア貯蔵庫内。

まず、広さ、樽の多さにも驚きます。

そして、耳を澄ますと外側の海辺の音がかすかに聞こえ、ボウモアが独特の環境で貯蔵され

ていることがよくわかりました。

 

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次は、アードベック蒸留所です。

 

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小さい岬という感じの写真を撮りたく、高所恐怖症ですが結構無理をしました。

 

 

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ここも海と共に育てているといった感じがよくわかります。

 

 

小さい岬を意味するだけあって、海の岬に所在していました。

カスタマーショップ、カフェといった施設環境が充実しており、ゆっくり過ごしました。

ここもメーカーのカラーイメージをしっかり演出してました。

 

 

 

そして、移動しまして。

ラガヴーリン蒸溜所。

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写真下、ここの蒸溜所の特徴である赤い煙突と内陸部から海に向かって流れ込むピートたっ

ぷりの小川。

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やはり、天候がいいときれいです。

赤い煙突に青い空の一枚が撮れてよかった。

 

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「どうぞご自由に」と言われ、試飲させてくれたのがこの部屋。

誰もいないので、貸切状態でゆっくり過ごさせてもらいました。

 

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タイミングのいいことにモルトスターからラガヴーリン蒸溜所に原料が運ばれていま

した。

荷台を傾けて大胆にバケツへ注がれていました。

トラックのドライバーの方も原料についていろいろ教えてくれます。

実は、島へ来てから思うですが、時間通りにドライバーが迎えに来てくれないことが

たびたびあり、ラガヴーリンでもエントランス前で待ちぼうけをくらっている時の出

来事だったので、逆に運が良かったみたいな感じに思えました。

海外旅行中、結果オーライみたいなのが多いような気がするのですが、これも旅の楽

しみということで受け入れています。

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いよいよ最終蒸溜所。

ラフロイグ。

水辺に映る緑、白い雲、白い建物からラフロイグのボトルデザインをイメージするこ

とができます。

ラフロイグとは。

本当に、広い湾の美しい窪地にありました。

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写真ではわかりにくいですが、水辺に映り込んだ丘の緑が反射され、建物の白と水辺の緑。ボトルを思い出しました。

 

キルン 乾燥塔が稼働してます。

ということは、見れるはずと期待が膨らみます。

 

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乾燥塔に入るとピート、バンバン燻してました。

 

 

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頭を突っ込んで内部を見学。麦芽が乾燥されています。念願の内部を見ることができました。

 

 

 

ラフロイグ蒸溜所では、稼働中の蒸溜所内で全行程をゆっくりしかも間近で見ること

ができました。

全製造工程を目の当たりにすると、以前よりもイメージがしやすくなります。

そして、何より乾燥塔での体感。

ピート、麦芽の香り、空気感。。。

一生忘れられない香り、感覚です。

 

以上、写真のほんの一部をアップしました。

蒸溜所巡り スタートの日   記2014年5月20日

午後1時。

ホテルに担当ドライバーが迎えに来てくれました。

まずは、「ブナハーブンから行くぞ」と言いながら車に乗るドライバー。

早速、日本から持参したお土産の筆ペンと半紙を手渡すと「Wow!」。

びっくりするくらいの大声で喜んでくれた。

とりあえずは良かったと一安心。まじで、アイラ島ではこのドライバー頼りなので。。。。

 

発車後、ひたすら車は一直線の道を進む。

両サイドは、羊の放牧地。

運転席側の窓を開け、口笛を吹きながら運転するドライバーと景色の雰囲気が合う。

日本で口笛を吹くドライバーと出会ったらさすがにいい気分ではないが。。

 

 

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放牧地が、荒れた草原、野原に変わりはじめたころ車が止まる。

「カモーン!」。車から降りるように言われ、外に出ると目の前にはアイラ島のピートが広がっている。

「だいたい2m下から掘り出すだんだよ」と説明してくれた。

掘り出し、切り出した、まだ干し始めたばかりのピートなので、持ち上げてみたら結構重い。

日本でずっと想像していたピートとの出会いは、一生忘れられない瞬間になった。

3日間で8蒸溜所を周る予定。

内容の濃さに重圧すら感じます。

いい意味で。

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いざ、アイラ島へ – 記2014年5月19日

 今日は、いよいよアイラ島に行く日です。

グラスゴー空港から飛行機で40分くらいとのこと。

天候によっては、欠航することが多い便と聞いていたので心配してましたが、
8時30分発、定刻通りで一安心です。
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とりあえず「飛行機ちっちゃいなあ」てなりました。
 約35人乗りプロペラ機。
一瞬、気が引けたよう気がしましたが。。。
アイラ島に行けるなら、そんなのどうでもよくなるものです。
機内からは、スコットランド及び周辺の神秘的な景色が見れます。
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着陸寸前。
いきなり窓側座席にいた老婦人が、自分に向かって「ここから写真撮りなさい。あれ
は、ラフロイグ蒸溜所よ!」。
思わず「うわっ!」と声が出てしまいました。
というのも、スコットランドは霧が多いため、上空から見れる日は少ないからです。
老婦人に感謝。
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そして、無事着陸。
いよいよ憧れの聖地に足を踏み入れます。

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空港から宿泊地のポートエレンに向かい、ホテルチェックイン時間まで周辺を散歩。

ホテルから一歩出ると、ウイスキーの銘柄が入った道路標識といきなり出会いました。

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そして、歩いていると旧ポートエレン蒸溜所が見えてきました。

ウイスキー蒸溜所としては、約30年前から閉鎖中ではありますが、アイラ島内外にある他の各蒸溜所から細かく記されたレシピを渡され、製麦の注文を受け、モルトスター・製麦工場として稼働しています。

当然ながら工場周辺は、モルトを燻している香りがします。

キルン塔、貯蔵庫の建物はまだ残っていました。

 

 

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また、一般家庭でもピートは生活のために使用されており、住宅煙突からピートを燻
した香りがします。
街の至る所で、アイラのピートを燻した香りが感じることができます。
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田舎ですごい小さい島なのに、目に入ってくる光景の一つ一つに感動してしまいます。
それにしても、まだ何か夢のようでアイラ島にいる実感がわかず、体がフワついています。
明日から、いよいよ蒸溜所巡り始まるのにこんなんでいいのかて感じです。
今日は街でゆっくり過ごして気持ちを落ち着かせることにします。
とりあえず、遅めのランチ。
スーパーで買ったサンドウィッチ。
正直あまりおいしくないです。
だけど、目の前に広がる静かな景色とそんないまいちな気持ちが一致。
無心でしばらくここで過ごせました。
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