パリ ハリーズニューヨークバー 記2014年6月4日

 

パリの地図に翻弄されながら、やっと辿り着きました。

 

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先日、行ったサヴォイホテルのアメリカンバー、そしてここパリにあるハリーズ・ニューヨークバーがカクテルを広めた2大巨塔のようなもので、カクテルBARの歴史、文化を知ることができる貴重なお店です。

 

 

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ニューヨーク マンハッタンにあったお店を移転,移築して、そのままパリにて約100年前にオープンしたということで、当時のニューヨークにあったBARの雰囲気が漂います。

 

まずは、ホワイトレディからオーダーしました。

その昔、ハリーズバーオーナー兼バーテンダーハリー・マッケルホーン氏が、ロンドンCiro’sにて考案したとのこと。

サヴォイホテル、ハリー・クラドックという説も。。。

もともとミントベースだったのをフランスでジンベースに変えたことが定説をややこしくしたのかもしれないなんて考えながら。

 

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次は、サイドカー。

こちらも歴史あるスタンダード中のスタンダードカクテル。

発祥が、ここハリーズニューヨークバーということで世界各国のカクテル本で紹介されている名物カクテルです。

しかし、「Harry’s ABC Of Mixing Cocktails」の初版本には、ロンドンのバックス・クラブのバーテンダー、マクギャリー(Pat McGarry)、考案と記され、つまり別の場所で別人が考案したカクテルだとハリー・マッケルホーン自ら認めている事実が判明してます。

その事実が掲載されているのは、初版本のみで、初版本自体が古書としてもなかなか残っていないので、かなり貴重な事実です。

私は、以前日本で初版本を持っている方から、初版本を拝見させてもらったことがあります。

そういった意味でとても感慨深い気持ちで飲むことができました。

想像深い時間を過ごせます。

 

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次は、ブラッディ・メアリー。

こちらも名物カクテルでいろんな定説があります。

思っていた以上にソース、スパイスの風味が効いていました。

ニューヨークバーということで観光気分でホットドックも注文しました。

 

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ホッとドッグ用の謎の機械。 ウォーマーです。

 

 

 

あと、フレンチ75、ブルーラグーンといったカクテルを注文したかったですが、疲労のせいか異様に酔いがまわってしまう。

パリで一人酔いつぶれる勇気もなく、もう一度伺うことにして三杯で帰ることに。

しかし、フランス滞在中に再度時間をつくることができず。。。

やってしまった。。。残念。

次回、またパリに行く目的ができたので良かったと自分で解釈して気持ちをなだめる。

工事中で閉鎖されているパリ・リッツホテルバー・ヘミングウエイの件もあったので。。。

このコースターとまた出会うことを楽しみにしてます。

いずれにせよ、BARとカクテルの歴史、文化、地域を感じるハリーズ・ニューヨーク・バーで内容のある素晴らしい時間を過ごさていただきました。

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